2月20日, 2004 15号

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 北部ウガンダの背景

トム フレッド オボンヨ氏との対談

ジュリイ ナン


Ezine記者: どのくらい ACDAで働いていますか?

オボンヨ氏: 二年七ヶ月になります。

ACDAは2001年8月27日にウガンダ北部アゴロに発足しました。発足直後 ACDAは支援団体やリスペクトのようなNGOs(政府に関連していない機関)に 連絡を取り始めました。現在 ACDAはウガンダ北部リスペクトの連絡所としてつとめています。


Ezine記者: あなたがACDAにつとめてからどのような状況が変わりましたか?

オボンヨ氏: この地域ではほとんど事態は変わっていず、家をなくした人の数は人口は減少せず相変わらず増加の傾向にあります。生活状況も変わっていません。

恩赦規制が去年の12月に無効になった後、3ヶ月延期になりましたが まだ自分たちの村に住んでいる地域民はこの延期の期限が切れるともに処刑されることを避けるため村を去るように勧められています。

キャンプに住んでいる人達は反乱兵による殺害や誘拐を恐れ 開墾や薪集めのためにもキャンプから遠く離れることができません。


Ezine記者: あなたの働いているキャンプの生活状況はどんなですか?

オボンヨ氏: アゴロの国境内避難民キャンプの生活状況はとても貧しく、人の住むような状況ではありません。

この地域でのキャンプ生活は いろいろな問題を発生させています。 日々対応しなければならない問題が多くあります。

  • プライバシーの不足により両親が性生活の営みを子供達の前で営むなど アチョリ地域文化では考えられないこともよくあります。  通常生活の価値を失うとともにキャンプでは日常では考えられないことが起こっています。
  • 教育不足。 多くの親は教育費や学用品のためのお金がなく子供たちを学校に送ることができないでいます。特に学費が必要な中学校の教育不足がみられます。 小学校は学費が免除されているので子供たちは最低の基礎知識を得ることができています。 しかし 教員数不足により登校しなくなる生徒が増えています。 教員数は 100人の生徒に 一人の割です。
  • 健康設備不足. 多くの生徒が黄熱病、マラリア、下痢、また最悪の場合はAIDS/HIVに悩まされています。またそのうえ  多くの子供たちが両親をAIDS/HIVで失っています。
  • ほかにも 怠惰、早期結婚、家族との離別、中毒、食品不足、寝具不足、不適当な避難所、自尊心の喪失など、キャンプには十分な仕事もなく人々は無気力になっています。
  • キャンプ生活はまたAIDS/HIV感染者の数を増加します。 貧困のため多くの若い女の子たちが簡単にお金を得るため売春にはしり ウイルスに感染しています。

Ezine記者: 毎日何人ぐらいの難民がキャンプに入居してきますか? 

オボンヨ氏: 入居してくる難民数は 約50人から150人です。反乱兵による街頭での殺人によりますが 日によっては150人を越えることもあります。


Ezine記者: ACADでは どういう仕事をしているのですか?

オボンヨ氏:

私の仕事は人権の保護、国境内避難民に関する認識の向上、避難民の教育、健康の改善。多くの地域では国境内避難民としての彼らの権利も知らずにいます。 たいていの人は家や住居から任意に排除された人としての権利について教えられています。避難民として下記の事項から保護される権利があります。

  1. 民族虐殺
  2. 殺人
  3. 総括または砲列処刑
  4. 強制排除, 誘拐、保留、脅迫を含む

Ezine記者: 難民のための国際支援の状況をどうおもいますか?難民問題の認識が行き届いていると思いますか?

オボンヨ氏: アチョリ地域の人々の苦難は国際的に無視されています。たとえば、アメリカ政府は生活状況を改善するためスダン、DRC、ルワンダの 国々の指導者に圧力をかけていますが、ウガンダの状況には関与していません。アチョリ地域の人々の人権は尊重されなくてもよいと考えているのでしょうか? 多くの資金は兵器に浪費されていますが、 兵器ではこの地区の人々の苦難を決して駆除する助けにはなりません。 

"いつ 避難民が帰還できるのでしょうか?" 無責任な国際共同体による不正な政府への援助は、反乱兵の暴動を促進するのみでなく アチョリ地域の人々の 苦難の継続を促しています。また現在受けている国際支援機関の援助だけでは地域の生活を支えきれないでいます。


Ezine記者: 現在難民たちにとってもっとも助けが必要なのは何ですか?

オボンヨ氏: 自家に帰ることです。 キャンプはとても人の住むところとはいえず、救援食品は私たちの食べなれたものではありません。みんな 自分の家に帰りたがっています。 アチョリ人の間では "子供達にあげた食料が残り物なしで食べ終わる。というのは 食事に満足できなかった、または皆にいきわたるほど十分食べられなかったという意味。"  家に帰れば食料はもっと乏しいかも知れないが、 やはり 故郷は故郷。皆自宅に帰りたがっています。

さらに 安心して休める家を持つことはもっとも重要な生活の一端であるといえます。


Ezine記者: どのような改善が一番に必要ですか?

オボンヨ氏: 食料供給, 世界食料プログラムから供給される食料だけではキャンプにいる全員と新しく入居してくる難民をとてもまかなえきれません。

健康施設, キャンプ内での健康状況はとても悪化しています。この地域にはあまり支援団体の援助が届きません。衣服が不足していて、特に子供たちは病気にかかりやすい状況におかれてます。

避難家屋と寝具, キャンプの中では多くの人達がプラスチックのシートに包まって寝ています。

これらが緊急の改善が必要とされている日常事項です。

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